2013/12/25UP
冬の「グリーン」イルミネーション
冬の訪れと共に、夜空が澄み渡る時期となりました。こんな寒い夜には、街の明かりがまぶしいですね。今回は街に輝くイルミネーションを通して、エコについても考えていきます。
最近積極的になったように思われるイルミネーションですが、日本で始めて点灯したのは1903年の大阪勧業博覧会でした(諸説あり)。ただし、近年のように街路におけるイルミネーションが注目されだしたのは、1991年から実施されている表参道のケヤキ並木。実際には表参道よりも5年程前から、仙台で「SENDAI光のページェント」というイベントとして、街路樹を光で飾る取り組みが開催されており、表参道はその“先輩“を参考にして始めたようです。そういった経緯から両者は親交があるそうで、東日本大震災に伴う津波で仙台のLED電球が全損した際には、表参道側からLED電球を提供されたそうです。
イルミネーションは街路樹や公共空間に限られたものではなく、最近では市販品で自宅を飾るケースも多く見受けられますね。住宅街でのイルミネーションについては、作る側にも見る側にもマナーの問題がありますが、特に冬の節電要請があってからは点灯時間などに配慮した感があります。
電力については、LED電球が主流となってから消費量はぐっと減りました。そうした中、“イルミネーションに電力を使うならグリーン電力で”という主旨のキャンペーンがあります。資源エネルギー庁の「グリーンエネルギークリスマス」です。クリスマスシーズンの機会に、自社の事業活動やイベントで使う電気・熱の一部に、太陽光・風力など自然由来のグリーンエネルギーを使うもので、2008年度から実施しています。新宿パークタワーでは、毎年クリスマスイルミネーションにバイオマス発電電力約2,000kWhを購入しており、もちろん「グリーンエネルギークリスマス」にも参加しています。
この機会に、ぜひ新宿パークタワーのイルミネーションをご覧になってください。
【新宿パークタワーイルミネーション(LED電球約58,000球)】
・点灯:毎日16:00~24:00
・2014年2月14日まで
グリーンエネルギークリスマス(資源エネルギー庁HP内)
http://www.enecho.meti.go.jp/saiene/campaign/xmas_place2013.html#place