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(図1)1997/98エルニーニョ現象(97年春に発生、98年春に終息)の最盛期(97年11月)の月平均海面水温平年偏差

2016/1/27UP

エルニーニョ現象と暖冬ってどう関係があるの?

この冬は始まる前から暖冬だ、というニュースが流れ、実際に「東京の初氷が1925年の統計開始以来最も遅かった」という記録的なものとなりました。この「始まる前から」分かっていることがポイントなのですが、長期予報などでも「エルニーニョ現象の影響により」といったキーワードをよく耳にします。この「エルニーニョ現象」、いったいどういうものなのでしょうか?

エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の中央部(日付変更線付近)から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で、海面水温が平年に比べて継続的に高くなる現象です(図1)。実際に今回のエルニーニョ現象は2014年夏から始まったもので、15年11〜12月にかけて最盛期になった、と言われています。

では、エルニーニョ現象が起こると、なぜ日本で暖冬になるのでしょうか?一言でいえば、大気と海洋のバランスが崩れて特徴的な冬型の「西高東低」の気圧配置が弱まるためです。そのメカニズムは、以下の通りです(図2)。


(図2)エルニーニョ現象が日本の天候(冬)へ影響を及ぼすメカニズム

ペルー沖海水温が上昇
→ 西部太平洋熱帯域は低下
→ 同域で積乱雲が発達せず、高気圧に被われる
→ 日本南方では偏西風が南に流れ、北方では北へ蛇行
→ 寒気が南下しづらい
→ 西高東低の冬型気圧配置が弱まる

このエルニーニョ、なぜ発生するのか、実はまだよく分かっていません。ただ、周期的に起こることは事実で、この発生自体は異常気象とは捉えられていません。しかし、その周期が一定的でなくなったとも言われており、これは地球温暖化の影響を受けているのではないか、と考えられています。

また、問題となっているのは、エルニーニョ現象に起因する異常気象です。今冬、寒がりさんにとってはありがたい暖冬も、台風並みの低気圧が発生して各地で暴風雪になるなど、決して良いことばかりではないのです。経済面で言えば、個人消費(暖房器具・冬物衣類、光熱費、交通費等)が落ち込むのも一般的で、「過去50年間のエルニーニョの時期と、日本の景気後退の局面が62.3%の確率で重なっている」という第一生命経済研究所の報告もあります。

今回のエルニーニョ現象は次第に弱まり、夏までに平常の状態になる可能性が高いと言われています。エルニーニョの状況を見守りつつ、その季節らしい日本の四季を楽しみたいものです。

(図の出典はいずれも気象庁ホームページ)

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