世界が待ちわびた、
パーク ハイアット 東京 リニューアルオープン
2026.2
西新宿のオフィス街に、ひときわ存在感を放つ三角屋根のシルエット。1994年の新宿パークタワー開業とともに、「アジア初」のパーク ハイアットとしてその高層階に誕生した、パーク ハイアット 東京。開業30周年を機に、約1年7ヶ月にわたる改修工事を経て、2025年12月9日にリニューアルオープンしました。世界中のゲストに愛されてきたホテルは、どのように生まれ変わったのでしょうか。
過去と未来の調和をデザインする
世界的建築家 丹下健三氏が設計した新宿パークタワーの高層階に広がる客室と、360度の眺望。さらに、ジョン モーフォード氏による、華美さを抑えた静謐で知的なインテリアデザイン。都市の天空にありながら、邸宅のような心地よさを備えた空間は、開業当初から多くのゲストを魅了してきました。アートへの敬意と本質を追求する姿勢が育んだ、タイムレスな美しさと自然体のラグジュアリー。
今回の大規模改装で重視をしたことは、唯一無二の世界観を踏襲しながら、現代のトラベルスタイルに応じてアップデートをすること。今回、リニューアルを監修したフランスの建築デザイン事務所「ジュアン マンク」は一つひとつのオリジナルデザインに敬意を払いながら、現代的な感性と快適性を吹き込みました。タイムレスな魅力を次世代に継承する―その想いは、一度空間をほぼスケルトン状態まで解体し、すべての設備を刷新した上で新たな建材でデザインを再現するという工事工程にも表れています。
新しいパーク ハイアット 東京の魅力
今回のリニューアルで変化を遂げたのは、客室と「ジランドール by アラン デュカス」、そして「ピーク ラウンジ&バー」です。
客室では、近年高まるスイートルームの需要に応え、新たに85㎡の「パーク スイート」を増設。居心地の良いリビング、窓際のダイニングスペース、ゆとりあるベッドルームで構成され、南向きの窓からは明治神宮や代々木公園を一望できます。春にはピンクに色づく桜や、秋にはパッチワークのような紅葉と、四季折々の景色が滞在に彩りを添えます。
すべての客室は、洗練された邸宅の趣を残しながら、テーブルやチェアーに柔らかなフォルムや質感を取り入れ、軽やかさと温もりを演出。アイコニックなマグノリアのドライリーフは「そのままだね!」とリニューアル後に宿泊したゲストからの嬉しそうな声も。継承された意匠と新たなデザインが調和し、空間に奥行きをもたらしています。
開業から愛されてきた「ジランドール」はフランス料理界の巨匠アラン デュカス氏とのパートナーシップを結び、「ジランドール by アラン デュカス」に進化。フランス料理の豊かな伝統に日本の感性と食材を織り交ぜたフレンチブラッセリーに生まれ変わりました。ジランドールを象徴する、ヴェラ マーサーがヨーロッパ各地のカフェで寛ぐ人々をとらえたフォトコラージュはそのままに、ボルドーカラーを基調とした空間には、白いテーブルリネンが映えます。また、中央に配された大理石のカウンターがスタッフのサービスによるアクティブ感を生み出し、まるでパリのブラッセリーにいるかのよう。カトラリーや真紅のレザーを用いたメニューカバーもオリジナルで制作。「目に見えない素晴らしい体験を提供するために、目に見えるすべてを重視する」というアラン デュカス氏の哲学はパーク ハイアット 東京の想いとも重なり、料理から佇まいの細部にまで、食体験に対する真摯な想いが込められています。
2階のエントランスからエレベーターを上がって最初に目にする「ピーク ラウンジ」。日中は自然光が降りそそぎ、夜はきらめく夜景に包まれる開放的なアトリウムは、ゆったりとしたソファーチェア―を取り入れて、より落ち着いた空間に。「ピーク バー」は8mの美しい大理石のカウンターを設け、ダイナミックな夜景が楽しめる空間へ。
時を超えて継承されていくもの
「我が家のようなタイムレスな空間」。初めて訪れる人にも、何度も足を運ぶ人にも、変わらぬ安らぎをもたらす場所。パーク ハイアット 東京は、開業以来その体験を届け続けてきました。今では、パーク ハイアット 東京を象徴する「タイムレス」という言葉も、実はお客様から寄せられる言葉から生まれたもの。2004年に初めてこのホテルを訪れた「ジュアン マンク」のパトリック ジュアン氏は、「ここは、素敵な孤独を感じられる場所」と語ります。日常の喧騒から静かに距離を置き、呼吸を整え、自分自身と向き合うための場所。
過去と未来、生と動、人と空間が交わる"アーバン サンクチュアリ"。リニューアル後もなお、穏やかな時間と内なる静けさに満ちたホテルとして、訪れる人々を迎え入れてくれることでしょう。
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