ステージで繰り広げられる、ハイパフォーマンス。
ビルで働くワーカーが主役の、ミュージック&ビアフェス2025
2025.11
2025年10月28日(火)~29日(水)の2日間にわたって1階アトリウムで開催された「新宿パークタワーミュージック&ビアフェス2025」。昨年から始まった「ミュージックフェス」と、"1年で1番、新宿パークタワーに人が集まる"と言われるほどの人気イベントの「ビアフェス」。今年は2つのイベントが融合し、多くの方々が音楽とお酒を楽しみました。その2日間の模様をご紹介します。
同僚が、エレベーターで見かけるあの人が、アーティストに⁉
新宿パークタワーには、実は音楽の才能あふれる方たちがたくさんいらっしゃいます。そんな才能が一堂に会して開催されたのが、このミュージックフェスです。クラシック、ジャズ、ロック、ブルース、ボサノバ、声楽とジャンルは多彩。ピアノソロからボーカル×ビートボックスのデュオ、少人数のアンサンブルまで、スタイルもさまざまです。元プロミュージシャンや、オリジナル曲を配信している方まで登場しました。
1日目に登場した「2TOPS」は、新宿パークタワーにオフィスを構える2社の経営トップが、昨年タッグを組み誕生したサックスデュオ。2日目に登場した「Smart Science」は、会社の創立100周年を盛り上げるために結成した5人組バンドです。
普段は別々の部署で働くメンバーの熱いパフォーマンスは、ライブストリーミングで海外拠点にも届けられたそう。「会社の100周年を盛り上げるために結成したけど、すごく楽しかった。私もやってみたい!という仲間が増えたら嬉しい」と演奏後、笑顔で語ってくださいました。
いつもはこのビルで働くビジネスパーソンの方たちも、ステージに立てばアーティスト。一緒に働く仲間の才能あふれる一面に、会場からは温かい拍手や声援が送られました。
2日間のフェスでそれぞれトリを飾ったのは、新宿パークタワー吹奏楽部と合唱団。どちらも、このビルで働く方たちが集まって結成しました。所属する会社も世代もさまざま。地域の楽団や合唱団で活動しているメンバーもいれば、「ポスターを見て、何十年ぶりに楽器を手に取った」というメンバーも。
吹奏楽部が披露したのは、「アルヴァマー序曲(J.バーンズ)」「宇宙戦艦ヤマト(宮川泰)」「宝島(T-SQUARE)」の3曲。吹奏楽の定番から観客が盛り上がる曲、そして各パートが輝くナンバーまで、バランスの取れた選曲で会場を沸かせました。
一方、合唱団は「大地讃頌[混声4部合唱]」「For the Beauty of the Earth(John Rutter)」「Hallelujah Chorus(Handel)」を熱唱。学生時代に歌った方も多い「大地讃頌」に加え、残る2曲は英語の本格的で難易度の高い楽曲です。
吹奏楽部も合唱団も、結成から本番までわずか1か月という短期間で練習を重ね、プロの指揮者が「たった数回の練習しかなかったとは思えない完成度と一体感、このままコンクールにでも挑戦できてしまうのでは!」と太鼓判を押すほどの完成度に仕上げました。普段は別々の会社で働く仲間たちが、同じ音楽を通して心をひとつにし、見えない絆を育んだステージとなりました。
働く方も、ビルそのものも、音楽の才能にあふれている。
「新宿パークタワーに、こんなにすごい方たちがいたなんて」。そう語るのは、新宿パークタワー吹奏楽部と合唱団の指揮を務め、ミュージックフェスの企画にも携わった株式会社オーケストラプレゼンター代表取締役社長・奥村伸樹さん。奥村さんは、これまで国内外のオーケストラや合唱団を指揮し、多くの著名アーティストとも共演してきた音楽のプロフェッショナルです。新宿パークタワーでは、朝の通勤時間に1階ロビーを会場にしたコンサート「Morning Play」や、金曜の退勤時間に行う「piano park」なども担当されてきました。そんな奥村さんの目から見ても、新宿パークタワー吹奏楽部と合唱団はとてもユニークな存在。企業や地域単位での楽団は珍しくありませんが、「ビルの吹奏楽部」「ビルの合唱団」というのはほとんど例がないそうです。「同じビルで働いているけれど、お互いを知らない方たちが集まったからこそ、生まれた緊張感と集中力がありました」と奥村さん。
さらに、「ここで働く方だけでなく、ビルそのものにも音楽の才能がある」と話します。大理石とタペストリーガラスの壁面、8メートルの天井高を誇るホールは、まさに音響の宝庫。開放感のあるアトリウムはフェス会場として理想的で、1階のギャラリー・1ではクラシック音楽の響きが特に美しく広がるそう。まさに"ビル全体がひとつのステージ"なのです。
奥村さんとともにフェスの企画・運営を担当した東京ガス不動産株式会社営業第三部の中村さんと佐藤さんは、「このビルに、ここまで音楽のポテンシャルがあったとは」と実感したそう。そして、「オフィスの日常に、音楽を通じた人と人のつながりをつくりたい」と語ります。新宿パークタワー吹奏楽部と合唱団の誕生のきっかけは、昨年の新宿パークタワー30周年イベントで「働く人同士の交流の場がほしい」というアンケートから。また、本番後にメンバーの皆さんから「無事本番を迎えられるだろうかと思ったけど楽しかった」「またみんなで集まって歌いたい」など、今後の活動を楽しみにする声をもらったそう。合同練習だけでなく、パートで集まって練習をしたり。そんなメンバーの皆さんの音楽に向き合う姿を見て、会場設営を担当した東京ガスファシリティサービス株式会社の徳茂さんは、PA(音響)の知識を学ぶようになったと語ります。
毎年恒例のビアフェスも、1階アトリウムではビールを片手に音楽や同僚との会話を楽しんだり、地下フロアの縁日では射的で童心に帰ったり、と大盛況。なお、音楽イベントについては今後の構想も膨らんでいます。来年はどんなアーティストがこのビルから生まれるのか?どうぞご期待ください。
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